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ありがとうございます 垢なめ
- magazine-yokai
- 2017年7月25日
- 読了時間: 2分

舌が長い、肌が緑っぽい、ちょっと奇抜な妖怪だが、
某アニメだと、非常に協力的で話が分かるイメージで非常にいいやつ、というイメージの強い妖怪です。
(アニメは各自、好きに見るべしです)
働きとしても、悪いことはしないのだ。イメージ通り、いいやつである。
垢なめは、その名の通り垢をなめて生きる妖怪だ。
古いお屋敷やお風呂屋さんなどに棲み、誰もいない夜になると現れて、垢を舐めるそうだ。
近代ではどうだろうか。
掃除不精の方のお宅には、今もなお出てきてくれているのかもしれない。
彼はいわば「教訓妖怪」の類と言われている。
夜な夜な垢なめがくるお風呂は、自分自身もあまりいい気分ではないだろうし、縁起も悪いであろう、
だから「お掃除はちゃんとしなさいね」と教えてくれているのだ。
いわばお風呂ポリス…。
嫌われることで、お風呂の清潔を保つために働いてくれているのだ。
そのありがたさに、誰が気づいてくれていたろう。
忌み嫌われ、これまで感謝されたことなども、きっと少ないだろう。
でも
ありがとうございます、垢なめさん。
私は感謝しています。。
近代では、汚れにくい加工をされたお部屋が多いし、うちには垢なめなんて出ないよ、というそこのあなた。
甘い!
甘いぞ!
排水溝まで洗えているだろうか!
隅々まで黒カビを落とさねば!
垢なめは、明日にも来るかもしれません…
汚れは見えないところにもあるのですから。。
(今回、妖怪度低め、お昼番組のような内容に向かってしまって、申し訳ございません。。)
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