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油断大敵 ひだる神


世間は夏休みに入りましたそうで。。

本日は、少しでも旅行気分を味わいたく、山で気をつけなきゃいけない妖怪について。。

その名も、「ひだる神」

登山やハイキングが趣味の方は、もしかしたら聞いたことがあるかもしれない、ひだる神。餓鬼の仲間とも言われ、このひだる神に取り憑かれると、とてつもない空腹に襲われる。

あまりの空腹と疲労感にその場から動けなくなり、しまいにはそのまま命を失うこともあるそうだ。

ひだる神の名前の由来は「ひもじい」の意味で、

昔はひもじいことを、「ひだるい」とも言っていたそうだ。

一部地域では、ひだる神を「ダル」とか「ダリ」、「ダラシ」とか言うそうだ。

実際に人を飢えさせ、何が彼らのパワーとなるのか・彼らの欲していることはなんなのか、いまいちはっきりしないが、旅人の腹を裂き、胃の中に残ったご飯を食べたという恐ろしい話もある。

餓死した人の姿であるとも言われているので、もしかしたら妖怪というよりは怨霊に近いのかもしれない。

いずれ山に向かう人には死活問題であるこのひだる神。

取り憑かれるといってもその姿は見えず、突然やって来るのだから、避けようにも難しい。

取り憑かれた場合の対策法は、

「すぐに何か食べ物を食べること」だ。

そのため昔の方はお弁当を全て食べ切らず、ヒダル神にあった時のために一口残して行動していたそうだ。

この先人の知恵は素晴らしいが、

現代だとチョコも、飴も、ウィダーインゼリーとかも色々持っていける上、過酷な登山をする人はノウハウもあるので、ひだる神さんもお仕事のし甲斐がないかもしれない。。

しかし油断は大敵。

油断した時に限って、妖怪はするりとやって来るのだから。

ひだる神に襲われないように、登山の準備と体調管理は是非とも慎重に…。

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