お元気で 人魂
- 2017年8月8日
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夏も深まり、お盆の季節がやってきました。
きゅうりとなすを玄関先に置いているお宅も見かけますね。
きゅうりは、早馬に乗って早くあちらの世から帰ってきてね、の合図。なすは、帰りは名残惜しいから、ゆっくりと気をつけて戻ってね、の合図。
亡くなった人を悼み、心遣う、とても優しい時期なので私はお盆が大好きです。
この時期に人魂を見かけても、きっとあまり怖くない。死んだじいちゃんばあちゃんがきてくれたのかな、と思うと嬉しい。
そんな人は日本中にたくさんいるのだろう。
もしかしたらもう出会った人もいるかもしれない。。羨ましい限りです。
亡くなった直後の人体からまさに抜け出で、空へ上がろうとする魂。
夢見の途中、幽体離脱として現れる魂。
ただそこに居続ける魂。
(そういえば、心霊現象でよく見られる「オーブ」という物体は、人魂と言えるのだろうか。不思議な存在だ。)
人魂にも様々な形がある。
ただ、私たちが感じる人魂のイメージに、人魂には人格があり・生前の記憶も残している、と感じる生々しさはどれにも共通しているように思う。
もし現れても、決してこちらから近づこうとは思わないのは、
恐ろしいという部分と、追いかけたりすることは何か人様をじろじろ見ているような、失礼にあたるような、気がするからだ。
魂は、人を人たらしめる核のような部分に思え、どうしても畏れ多く崇高なものを感じるのだろうか。
数々の怪談で語られるものによると、人魂は炎の形をしているというのに「冷たい」のだそうだ。
ボワッと燃え上がるが、ひんやりと、冷たい。
夜中でもあちこちで照明が灯り、夜目に不便することない都会の夜では、
暗闇にぼんやりと浮かぶ人魂を目の当たりにすることはきっとないだろう。
しかし空調かと思える、街中で時折ふいと感じるどこかからの冷気は、
もしかして私たちが気づかないだけで、いつの間にか人魂が浮かんですれ違っているのかもしれないと、時折思うのです。
こういった時期以外の人魂達は、きっとこの世からまだ成仏できないでいるのだろう。
すれ違った人魂たちも、いつか心穏やかに、元気に空へと向かってくれれば良いのだが。




















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