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恨み憎む心 蛇帯(じゃたい)


「”人帯を藉(しき)て 眠れば蛇を夢む”

されば 妬る女の三重の帯は、七重にまはる毒蛇ともなりぬべし」

着物の帯を枕元に敷いて寝ると、蛇の夢を見るという言い伝えがある。ならば、妬みに取り憑かれた女の三重の帯は、七重にとぐろを巻く毒蛇にもなるのだ。

そうして最後には愛する男を絞め殺してしまう。

何故愛しているのに殺そうとするのだろう。。

そこまで取り憑かれた女には世の理りなんてものは、もうその耳には届かないのか。

妬みの心は、己の内から仏を追い出す「邪心」という。

その心には極楽は宿らず、相手のみならず自らを地獄に落とす心である。。

宗教は違えど、キリスト教で言われる「七つの大罪」にも”嫉妬”の罪がある。

その罪を象徴する悪魔・レヴィアタンは、海中に住む巨大な蛇の姿をしている。

その体はどんな攻撃も効かず、どんな悪魔祓いも通用しない。そしてまた、レヴィアタンは嘘つきで、人に取り付くこともできるという。

嫉妬に狂った女の情念というのは、いつの世も、そしてどの世界でも何よりも強力で、そして時に狡猾に周りをうまく操ろうともする。

美しい大蛇がじわじわととぐろを巻く姿は、妖艶な美しさも感じさせ、魅力的でもあるのだが。

気づいたら息の根を止められていることがないように、女性の扱いは気をつけなければね。。

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