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不完全変態 百々爺(ももんじい)


「原野夜ふけてゆきゝたえ きりとぢ風すごきとき 老夫と化して出て遊ぶ 行旅の人これに遭へばかならず病むといへり」

原野に現れる老人の妖怪「百々爺(ももんじい)」。

出会ってしまうと、必ず病気になってしまう。

百々爺(ももんじい)は、「モモンガ」や「野衾」という妖怪の異称でもある。

人通りのなくなった夜の町角や辻に現れ、人を脅かすともいい、神出鬼没で、闇の中を飛び回り、人の提灯などを消して回るという、いわゆる”人を驚かす”一面も持つ。

野衾はのちに紹介するとして)

野衾も百々爺も、正体がはっきりわかっているようで、いささかその全体像が掴みきれない、不思議な妖怪だ。

野衾はシンプルに言えば獣の姿…というかムササビもしくはモモンガである。

野衾が老いると、百々爺となるが、その姿は人間である。さらに野衾は山地乳にも姿を変えるとも言われている。

そうなると、昆虫でいうと不完全変態、というか、

野衾

百々爺もしくは山地乳

つまりは

小動物

サプライズ病気おじい or 毛まみれのキス魔

という流れになりますね。。

妖怪たちの生き様に特に意見はないのですが、なんだか…いえ、ちょっと不憫で…。

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