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悪い”何か” 青坊主


その正体は地域や伝承によって諸説分かれる。

人影であり、坊主の姿でもあり、そして何がしかの不吉を呼ぶものである。

「青坊主」

・春の日暮れどきに子供をさらう。

・女性の前に現れて、「首を吊らないか」と誘いかけ、断らなければ襲い掛かり、気絶した女性を無理やり首吊りさせる。

・山の神の化身として姿を現し、相撲を取ろうと誘いかけては油断した人間を乱暴に放り投げる。

・ある松の木を息を止めて7回まわると現れ、「石踏むな、松折るな」と告げる。

姿も様々、行いも様々。

子供をさらう様は神隠しそのものであるし、首を吊らせる様は妖怪縊鬼(いき)と非常に似ている。。

いわゆる、”災厄”。

人が不幸に見舞われる際の現象そのものが、人の姿を借りて実体となり畏れられてきた、ととれる。

松の木に現れる声は、昔の人々が戒めとして青坊主の名を使って子供達に注意を促したのだろうか。

自然を大切にしないと青坊主が現れるぞ。

青坊主は恐ろしい妖怪だぞ。

そんな大人たちの言葉にも力を持たすため、事件のたびに青坊主の名前はあちらこちらで使われ、

噂されてきたのかもしれない。

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