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確かな毒牙 七歩蛇(しちほだ)


決して大きく恐ろしいものだけが妖怪ではないのだ。

小さく小さく、わらわらと湧いて出る妖怪。

それもまた奇なる人外のものたちの饗宴ってやつだ。

妖怪・七歩蛇(しちほだ)

体長12センチメートルほどの小さい蛇で、4本の足を持つ。

その大きさながらその姿は龍にそっくりで、耳は立ち、全体は真っ赤、鱗の間は金色に輝いているのだという。

この七歩蛇に噛まれてしまうと、七歩も歩けずに死んでしまうということから、この名がついたという。

ある屋敷で何匹も奇怪な蛇が現れた。

皆で退治したが、その後庭の木々が次々に枯れて倒れ、庭石も砕け散った。

その砕けた石の下から、この七歩蛇たちが現れたのだという。

追い払われた恨みなのか、それとも彼らの持つ毒牙そのものが、自然の力を吸い取るものだったのか。

小さな体ながら、その力は確かな恐ろしさをもっていた。

追記:ところで妖怪に関係はないが、この「七歩蛇」という名前のお酒があるようだ。

その名も”純米吟醸 七歩蛇”。

素敵だ。気になります。。

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